「害獣ばい!なんで逃がすと?」 実はこれって私だけの気持ちじゃないはず…
北九州の砂防ダムに落ちたイノシシを捕獲して山に逃がしたとニュースであってました。
イノシシやシカからの被害をいつも受けている私としてはなんで逃がすん?って正直な気持ち。
毎週毎週(雨降りと真夏以外)、有害駆除で野山を駆け巡りイノシシやシカなどを駆除しているのに…(まさみっちゃんたち猟友会の方々)
可哀そうとか、生活に関係のない人の感想。
私たち農家にとっては死活問題になるくらい深刻な問題。
農作物やられたら大変なんだよ。
今年も田んぼが1枚まるっとダメになった。
電柵張ってたのにどこからか飛び込んだイノシシが出られるずに暴れまわったみたいです。
もちろん収入減ですよ~。
他にもキャベツ畑を荒されたり…
電柵張ったり、ワイヤーメッシュを張り巡らしたり、対策だってやってる。
これだって、害獣被害の無い地域ではしなくてもいい作業。
この作業にどれだけの時間を使っていることか!
けど、これだけ対策しても追いつかないくらい被害場所はどんどん拡大中。
山に食べ物がないとか…いろんな理由はあるかもしれないけど、被害に遭ってるのは事実だから!
もし、今回逃がしたイノシシがメスやったらまた増えるんよ!!
一般の人にしてみたら可哀そうかもしれんけど…
農家サイドにしてみたら射殺すればよかったのに…と思ってる人は多いと思うよ。
同じくらいの時期に今宿ではイノシシに咬みつかれて怪我させられた人もいるんだからね。
被害にあってからじゃ遅いんだよ。
砂防ダムのイノシシ救出 2週間ぶり、北九州
2018/10/27 18:53
北九州市門司区の砂防ダムに約2週間前、2頭のイノシシが転落して脱出できない状態になり、福岡県と市が27日までに箱わなで捕獲し、それぞれ山に返した。
当初は鳥獣保護法に基づき静観の構えだったが「かわいそうだ」との声が高まったため「救出作戦」を進めていた。
市によると、砂防ダムは高さ約6メートルの壁に囲まれ、今月12日に2頭が落ち込んでいるのを住民が見つけた。
鳥獣保護法の考えでは、イノシシなどの野生動物がアクシデントに見舞われても原則手出しができず、当初は見守ることを決めた。
しかし自力での脱出ができない状態が続き、市に「助けてあげて」「放っておくのはかわいそう」などと全国から数百件の電話やメールが寄せられた。
市は県と協議し「このまま放置すると地面を掘るなどして施設に損傷が出る恐れがある」との理由で捕獲を決めた。
24日に脱出用のスロープを置いたが2頭は動かず、26日に餌を入れた鉄製の箱わなを置き1頭を捕獲。
残る1頭は26日にわなの扉が落ちる直前に飛び出すなど警戒心が強かったが、27日に無事に捕らえることができた。
近隣ではイノシシによる作物被害も発生。
市の担当者は「とりあえずほっとしたが『なぜ助けて野に放つんだ』といった苦情が来ることも予想される」と話した。〔共同〕
コメントをお書きください
ふじ (日曜日, 14 4月 2024 22:44)
今日自宅のすぐ側でワイヤーの罠に引っかかった鹿がいました。ずっと鳴いて暴れてる音が聞こえます。猟友会はいいかもしれませんが僕らからしたら可哀想でしかないんです。
捕まる覚悟でワイヤーを切って逃がしました。警察に連絡しても対応して貰えず、猟友会連絡すると言われたがすぐには来ない、一晩中あの音と声に悩まされるのかと考えたら逃がしてあげるしか考えはありませんでした。